kitiku32009-08-08

サマソニ初日だけ行ってきたので適当に感想。
フジは片道交通費に9000円近くかかるのに、京浜幕張駅までは690円。手軽すぎますね。
そしてお客さんも手軽にヤレそうな女がゴロゴロと…これはいい使い捨てwwwwwうぇwwうぇっうぇwwwwwww



SCHOOL OF SEVEN BELLS

エレクトロシューゲイザーの人たち。
nest程度がお似合いなのに、広いステージで時間帯的な都合もあって大勢のお客さんを相手せざるをえなく、なんだか可哀想でした。
曲はそれなりにいいんだが、いかんせんライブ映えしなさすぎ。音源はもうちょいマシです。


フジファブリック

サポートのドラマー(東京事変の人)がとにかくうまい!
ある種のパワーポップの肝であるところのドラムとキーボード(早弾き)が大充実しているので、
それだけで安心して見てられるというか。志村は歌ヘタクソ。
盛り上げ方も要領得ているんだが、ロキノン系バンドの宿命として付きまとってくる前列ファンのキモさにはついていけず…
『銀河』みたいな鉄板ソングがあるのも強いですね。もう少し見ていたかった。


KYTE

"ポストSIGUR ROSRADIOHEAD"として既にUKプレスからは大絶賛され、
NMEがそのブレイクと将来を保証する平均年齢20歳(オフィシャルHPの宣伝文より)

単調で眠いだけでした。客が見てんねんぞ、お前ら。


◎GIRL TALK

マッシュアップ悪党。「バカは何をやっても許される」のお手本みたいな秀逸アクト。
出だしのアナウンスから本人がいきなり登場、卓によじ登って客大アゲ
→さらに脇からパツ金ネエちゃんと、どっから連れてきたかナゾすぎる日本人のガキンチョとデブが大量にステージに現れ踊りまくる。最高。
曲のほうは繋ぎ方も含めて過去の音源とほとんど一緒ですが、爆音で聴けば気持ちよし。踊りました。
後述の2 MANY DJ'Sもそうだったけど、マイケルネタが大乱発状態でしたな。


ここでメッセを離れてスタジアム方面へ。シャトルバスでの移動はフジに比べればVIP待遇だが、正直タルいですね。


◎JENNY LEWIS

今回のお目当て、でしたが浜辺があまりに閑散としていて観光地ですらなくてビビる。
本番5分前まで最前列がやや埋まる程度…ライロのTシャツ着ていたオレがバカみたいじゃねえかよ!
おかげでステージ写真は撮り放題でしたが、サマソニはその辺が寛容なのか、いい加減なだけなのか。

アー写の可憐さからは想像しようもない、西部劇の女番長みたいなグラサンビッチが出てきたときは軽く衝撃的でしたが、
2ちゃんのスレにあった「デヴィッド・リンチの映画からそのまま飛び出してきたような美女だった。」て表現が的確というか。肉がプリプリでワイルドなセックスしそう。
Rilo Kileyの曲(silver lining)もやってくれたのに寂しいくらい歓声があがらなかったり、
客のノリはイマイチでしたが、本人は抜群に素晴らしくロッケンローしてましたよ。
『Acid Tongue』はライブでこそ真価を発揮するアルバムだと再実感。
同名の曲ではバックメンバーが一本のマイクに集まってコーラスしたり、後ろの演奏も充実。
10日の単独公演は這ってでもいきましょう。


◎WAGNER LOVE

疲れきったので休憩をかねて暇つぶしがてら観ようと潜り込んだら、案外良くて見入ってしまう。
名だたる80年代バンドの陽性な部分だけをいいどこ取りしたような音に、ヴォーカルの動きもこれまた25年は古いが、演奏自体は今っぽくカッチリしているのでガンガン踊れる。
個人的にはSpymobを連想しましたよ。こういうAORくずれは大好きだ。

「B'zの稲葉さんがファンクラブ会報の撮影のイベントで渋谷タワレコに買い物に行った際に試聴してすぐ気に入り、即購入したバンド」だそうなので、わかったよオレもタワレコで買うよ。
そのデビューアルバムの邦題がまたスゲーな、「ワーグナー・ラヴ白書」か…


BOOM BOOM SATELLITES

こんな前世紀の化石みたいな音楽が2009年の日本で未だに幅を利かせていてもいいのか?
名が体を現しすぎだと聴くたび思う。


NINE INCH NAILS

大目玉!この日の客層もとにかくNINシャツのオッサンが目立ってた。
NIN名義でのラスト来日ということで、筋肉ダルマのゴリラが暴れまわるパフォーマンスは圧巻の一言だが、
それ以上に圧巻だったのは突然の雷雨なのであった。
後方で傘さして見てようかとも思いましたが、それも乞食みたいで寂しいし、かといってヤケになる度胸もないのでデヴィッド・ボウイのカバーまで見届けて離れる。さようならゴリラ…
世間の評価ほど楽曲の快楽度数が高くないので、晴れていても最後までいたかは疑問なんですが。


「雨だからこそ近場のビーチでタヒチ80を!」とよくわからん思考回路で浜辺まで向かい、中止の報に思わず膝をつく。
並んで(なぜか有料の)バスに乗って急いでメッセに向かうも、ここでの疲労が本当に後々まで響いた。




Soulwax


去年の10月に観たときと全く一緒で吹きましたが、出だしの「Part of the Weekend Never Dies」は何度見てもカッコいい。体温を取り戻すために必死に動く。


MOGWAI

最後の方だけ。この手のポストロック系は全部毛嫌いしていたんですが、フジで観たenvyの何十倍も上手。
シーンの王者は違いますね。つっても屋内で棒立ちで観るのも辛くないか?


APHEX TWIN


大目玉その2。他のステージがほぼ終わっているのもあって満員御礼。
去年のマイブラと一緒で、(この名義での)リリースが途絶えたのもあって完全に伝説の人に。
名義の後半でリリースしていたドリルンベース色はほぼ皆無で、
ゆるめのビートから自身の「windowlicker」も交えつつ徐々に盛り上げ、
気がつけばバキバキで破綻寸前の世界に。どちらかというとキャリア前半の音に近いかも。

トレードマークの下世話なVJがいい意味でやっぱり酷く、
昨今隆盛を誇っているエレクトロ勢や数多にはびこるAphexフォロワーとは別次元で勝負しているんだなと実感。
R&S再評価の波も押し寄せているし、またすぐにこの人の時代がやってきそう。
自分の体調が万全なら神ライブ間違いなしだったんですが。


この後にゆらゆら帝国(そんなにディスコやりたいなら大方向転換しなよ)と2 MANY DJ'S(前回はあまりのクソさに歯が浮いたが、今回はVJにて元ネタのジャケ画で遊びまくることで、視覚的楽しさが段違いに。Major Lazer→先述の「windowlicker」繋ぎは秀逸)を見終えたあたりで体力切れ。起きたらコンクリートで冷たくなった肉体にほとほとウンザリし、帰ってオナニーして寝た。