kitiku32008-11-12

すこし遅くなりましたが、去る11/9に大阪のめっさカッコイイバンド、neco眠るのレコ発@新大久保EARTHDOMに行ってきました。EARTHDOMって初めて行ったけど怖いな!!不良の巣窟だ!パンク怖い!

いつも読ませてもらってます!な「かなしいうわさ」さん(音楽愛という以上に人類愛!愛愛愛!な姿勢に大リスペクト)をはじめ、既にライブレポは出揃ってると思われますが、臆せずいつもどおり書いていこうと思います。会場の雰囲気とかはライブの主催をされてたお知り合いの木下さんのブログにどどんと写真が載ってますので、そちらを参照されたし。それにしても溢れる客の凄まじきことよ。



赤い疑惑

今回のイベントの何がよかったって、泥臭いというか生臭いバンドのみで出演者が固められていたのが素晴らしい。銀杏BOYZ以上に銀杏くさそうなルックスの三人がステージにでてきて、適当なMCをかましたあとに演奏の、最初の一音が出揃って鳴り始めた瞬間に思わず拳を握り締めてしまったよ。そんでもって笑顔。ライブはやっぱり楽しいもんでなくちゃいかんよね。
音のほうは青春パンクの奇形…とでもいえばいいんでしょうか。変拍子とか頭のいい工夫もチラホラなんですが、海外インディー二次創作勢なんかと違って土民感覚、日本人感覚、童貞感覚で見事に消化しきっていてワンアンドオンリーな世界観。そのまま高校サッカーの主題歌とか作れそうだが、こんな人たちに作られたら高校生は間違いなくしかめっ面だ。ワールドミュージックをこれから炎上させていくそうで、なんのことやら。超カッコよかった。


オシリペンペンズ

観るの三回目。以前観たときはトリのエンケンに食われまくってましたが、今回はハコが狭い&汚い&超満員で客密集、と好条件が揃っていたので、いつにも増して気持ち悪かったです。ミュージシャンになると客席へダイブってついでにビールもらってその場でゲロしても笑って許してもらえるのだな!同行者は「ゲロでツルツルになったフロアは踊るのに最高!」とビールゲロはダンステリア宣言してて、それはさすがにどうかと思った。
モタコさんが30歳まで童貞だったと最近知って勇気が湧いた!みんなイイ顔してるよなー。


younGSounds

前に大阪で観て以来。あのときは雨天に濡れて寒い寒いな観客をステージに乗せちゃう大盤振る舞いに涙がちょちょ切れたが、ごめんなさいやっぱ苦手だ。たぶんメンバーがイルリメだったりやけのはらだったりしなければ凄く好きでノリまくってoui!oui!叫びまくると思うんですが。集まり方のイメージやバンドのノリが学生時代の「お調子者が組んだ学祭(+ガールハント)用即興バンド」みたいに見えてしまってならない!
これはyounGSoundsというより私の卑屈なコンプレックスに起因している難癖であって、イルリメさんや他の人の音楽は好きですよ。みんな一番面白いのは顔ですが(そればっかり)


・DODDODO

顔が大きい女の人が(たぶんオール)サンプリングでおっかなくラジカルに叫ぶけど歌詞はなんか淡くてキュンとする感じが素人臭さ全開でなんかよかった!あんなに叫んでむせない喉が羨ましいと思う。
サンプリングは元ネタが出てきそうで出てこない脳内もどかしさに困っちゃったが、えっと鼓笛隊チックなドラム連打はThe Blow"The Long List Of Girls”だったとして、他のはなんだろう?気になる。ミュージシャンって音楽好きなんですね。このとき後ろにいたので全然見えなかったんですけど二人組なんですか。


neco眠る

以前、一回観たときはスカスカのo-nestにてサプライズゲストで(expop!!!のとき)、お客さんもみんな最初はぎこちなく、戸惑いながらステージを眺めていたものです。露骨に見た目ヘンだし。
凄く単純に書けば、neco眠るはとても踊れるバンドです。ひとつ言葉を付け足すなら踊り泣けるバンド。思わず笑顔で気がつけばみんなハンズアップ。今回の客層はいつもはシャイそうなボーイ&ガール、すました文系チックな方が大半でしたが、ほぼ全員始まる前から踊り泣き狂う覚悟を決めていたようで、一瞬でモッシュピットの出来上がり。ゼロ年代の二十代に恥ずかしさを放棄させ、笑顔と感動を平等にもたらす音楽。どんだけ強烈なんだっつう。
メロディラインが初期YMOっぽいっていうかマーティン・デニーっぽいっていうか、それよりやっぱり盆踊りでナニワ臭いのにエキゾチックな胡散臭さで、演奏力抜群のゆるーいダブ、と思えばメリハリのきいた演奏、轟音ギターで面白ファッションのベース!
と、この辺の面白さはリリースされた音源でも聞き取れるんですが、ライブで勢いを増すと誰にも止められないです。オレも止まらなかったので嬉々として前列のモッシュ軍団に参戦してたら三曲目の途中で腹つりました。飛び跳ねようにもしょうがないので、あとはダイブしてるお兄ちゃんの尻とか触ってました(ノ´∀`*)アンコールでベースの伊藤コーポレーションさん(すげえ名前だ)が海パン一丁になってたので、その尻も触りたかったです(*ゝ。6)σなんて書いてるが卑猥な脚色抜きで汗でじっとりパンツ濡れました。こんな興奮したのいつぶりだろう!


engawa boys pentatonic punk

engawa boys pentatonic punk

↑今年でたアルバムのベストテンには軽く食い込んでくる良盤!ジャケは期待を裏切らないユルさなんで買いましょう!で、ライブ行きましょう!ていうか、平日サラリーマンやってんのかみんな!!カッコよすぎるいろんな意味で!