kitiku32008-09-19

一ヶ月ぶりの更新ですが、GANG GANG DANCE(以下、GGD)の来日公演@o-nestを観てきたのでそれの感想を。


雨天で行くかどうか相当迷い、重い腰をあげて開場ギリギリに到着したのに一向に入場できず、密集した客の多さに眩暈がして帰るか真剣に迷ったが、あとで話を聞いたらGGDの皆さんがリハーサルに予定より数時間も多く費やしたそうで(おバカ)キャラ的に納得。

そのGGD、すげーよかったのだ。

バンドのネーミングセンスも物販で売られてたシャツもダサいのに、キーボードの音色まで呆れるほどダサく、それなのにアーティスティックでいかにもNY出身バンドっぽいゴシップ(?)な方向を目指し、でも最近の楽曲は人様を躍らせようとわかりやすいポップな志向も見せはじめ、
よくわからないけど神秘的で安っぽいという二律背反を抱えたトラックに、シャーマニックプリンセスな非言語的ヴォーカルが乗っかり、小さいのにパワフルなその女ヴォーカルさんも、笑顔を見せつつ一心不乱に太鼓をスティックで叩きまくる。もうなんだかメチャクチャ。

日本先行でリリースされたばかりの新譜『Saint Dymphna』は、グライムのパロディみたいな曲(ラップあり)や、マイブラをサンプリングしたような音色が出てきたりと相当フェイク感漂う傑作に仕上がってましたが(音楽誌もプロモーターも彼らをオサレ・アートな観点ばかりで持ち上げてるけど、それだけじゃないんじゃないの?とは思う。大マジでやってるのかもしんないけどさ)、今回のライブもグダグダ感は多少あったものの、見所満載でした。

新譜からのバンド史上、最高にポップなシングル(?)『House Jam』や、本編最後にようやく聴けた『Glory In Itself/Egyptian』(なぜかイントロだけだったけど、打楽器率が高くて呪術的、超カッコよかった)、アンコールで披露されたジュノ・リアクターみたいな「普通の」エキゾ四つ打ちテクノ(知らない曲だったけど代表曲なのかな?)、辺りが見所だったでしょうか。このアンコールからしても、相当食えない人たちだと思うんですが。好感度急上昇。
24日のも観たいけどなー。というか、もっと宣伝して音源捌いて大きなハコでやらせてやってくれ。ライブだけならアニマルコレクティブより遥かに面白いって。


セイント・ディンフナ

セイント・ディンフナ



前座のnenem(またイモ系ポストロックかよ!と危惧してたら途中からバカテク系のフュージョン/プログレっぽい展開が連発されてよかった)kuruucrew中原昌也が絶賛するだけあって、捻り微少のアホ轟音ハードコア。それがよい)もカッコよかったなぁ。
みんな大好きgroup_inouも見てたは見てたんですが、広島-中日の裏天王山第一ラウンドの経過が気になってステージどころではなかったです。



広島、単独三位キタ━(゚∀゚)━! キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! キタ━━━(Д゚(○=(゚∀ ゚)=○)Д゚)━━━!!!(本当に画像の子がキターって言ったそうです。若いっていいですね)