不慮の事故でiPodを故障させてしまったので*1、泣く泣く家に篭もって音楽を聴きまくってます。故障させたのは第三世代のnano。昔、使ってた第一世代のnanoが手元に残しておいたままだったのでコチラをスペアに使っていくことになりますが、両者の画面の解消度を比較するとスーファミとプレステくらいの差がありますね。ホントに日進月歩だなぁ。久しぶりにセガサターンで『下級生』をプレイしたくなりました。僕が好きなのは加納涼子さんです。色気を捨てて美術に走る、それなのに美形巨乳という夢キャラ。今でも好きだわ。驚き。




The Sophisticratsという人たちのアルバムがジャケ最高だったので、予備知識ナシで買ってみました。
この、人を食ってるのかメシが食えてたのか心配になるような黄昏ジャケで真っ当な音楽をやられたら本当に詐欺だと思うんですが、どうやら四人のシンガー+ベース、という、期待を裏切らない非常に奇怪な編成っぽいです。アカペラ・グループっぽいけど、ベースが入るせいで(ベースしか入らないせいで)かなりヘン。
トラディショナル曲や、ブラッド・スウェット・ティアーズにウォーといった大御所のカバーに(たぶん)自作曲を交えた構成。焦点がぼやけたままの曇りメガネで歩き続けるような居心地の悪さと、目標の見失った時期に陥りがちな根っこのない能天気な明るさが同居した、なんともいえない味わいです。コーラスを重ねるのって和音がどうこうとか別にしても曲を美しくするための手法だと思うんですけど、この人たちの場合は声が重なるたびに小規模な失敗や恥をバターナイフで上塗りしていくような、苦笑いするしかない空虚さが蔓延していくのみ。ライブ盤なのか、一曲終わるごとに挿入される歓声と拍手、笑い声も煮え切らなさに拍車をかけます。

というようなことはジャケと自分の耳から勝手に連想してしまっただけで、もしかしたら有名グループかもしれないです。Youtubeに元メンバーのErika Stuckyさんの動画がうpされてますが、その動画のinfoに、

she founds, in 1985, the a-capella group (with acoustic bass) "The Sophisticrats" and records two CDs and gives some 500 concerts in Europe and Africa, earning many prizes.

とありますし。earning many prizesならメシはたらふく食えてそうですね。
ま、でもその動画をごらんになっていただければわかりますが、

ソロでも十分に変だし狂ってます。2分半の辺りでフラフープしてる光景がファンシー狂気でいい感じ。

スイスのグループってことでいいのかな?僕の買った「We Love You」というアルバムの他に、「Four Singers and Bass」ってまんまグループを表してるタイトルのアルバムも出てるっぽいんで、見つけたら誰か買って僕にください。余裕で廃盤っぽいので。

どうせ活動してない人たちだし、一曲くらいうpしても罰はあたらんだろう。一見は百聞に如かず。アルバム通して聴かないとピンとこなさそうだけど。

*1:リンクはワシのミクシ