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なんかライブの感想を書くためのブログみたいになってきてますね。もともとは日々の食生活を記していくつもりだったのに。打倒オレンジページ!みたいな。主婦と結婚したい。
そんなわけでまたもO-Nestに足を運んでしまったのでした。ジーザスクライスト。いつもどおりの感想書き連ね駄文系。オレによるオレのためのメモ。
http://www.bls-act.co.jp/artist/tara_jane_oneil.php
・helll
アンビエント寄りの5人組ポストロックバンド。日本人と外人の混合メンバー。サンプラーで環境音とか電子音とか出しながら、ギター重ねたりノイズ出してみたりとか。それにオナゴのウィスパーボイス。典型っていえば典型ですが、その定型が好きなので不満も何もないです。にしても、みんなこういうスタイル好きだなぁ。もうそろそろ行き詰まりを自覚したほうが…って余計なお世話ですよね。
・Geoff Soule
タラジェインさんのサポートも務めてる人のギター弾き語り。インディー系の男性SSW直系な雰囲気でしたが、曲がいい(うえにイケメン)なので楽しんで聴けた。そういえば(彼の所属バンドである)FuckのCDを持っていることを思い出し(たしか300円くらいで買った)、久しぶりに棚から引っ張り出して聴いてるけどルーズな演奏がカッチョいいですね。
- アーティスト: Fuck
- 出版社/メーカー: Matador Records
- 発売日: 1998/09/09
- メディア: CD
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マタドールとかあの辺の90年代の音源は、今聴いてこその発見があるように思います。
・Serafina Steer
ハープ引き語り。いや、ハープって初めて生で目にしましたが、音を奏でなくてもオブジェとしていいものですね。あれほど視覚的に音を奏でる器械であることを主張する造形物はないわ。大きくて繊細だし。そして弾く人も視覚的に選ぶ楽器だなぁ、と。美女じゃないと気後れしますわな。
そんでもって美女なセラフィナさんの演奏、それはもう素晴らしかったです。ちょっと涙出たもの。ハープの音色も良いんですが、何より並みいる70年代女性SSWの大御所たちに引けをとらないセラフィナさんの声の力に圧倒されました。なんか声が柔らかいの。マシュマロじゃなくて薄い毛布のような柔らかさ。一曲一曲も尺が短いし、ジョアンナ・ニューサムより個人的には好き。
多幸感に満たされてニヤニヤ眺めてたら、「イーノのカバーするわよ」ってMCがあって思わず拍手してしまった*1。「By This River」ってオレがこの世で一番好きな曲じゃないですか!!アンタがそれをやったらズルイよ!うーうー、超感動。また「息子の部屋」が見たくなってきた。チケ代高かったけど行ってよかった。帰りにアルバムもきちんと購入。
- アーティスト: Serafina Steer
- 出版社/メーカー: Yacca
- 発売日: 2007/07/06
- メディア: CD
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最近はこういうのもフリーフォークと呼ぶのか。そんな曖昧な定義なら、路上でゆず演ってもフリーフォークになるんじゃないか。
・Tara Jane O'Neil
SAL CULTUREで見たときとほぼ同じセットリストだったような。長めのギターインストから入って、美声の映える短い曲を織り交ぜ、最後は激しく劇的に盛り上がって。音が揺らぐ揺らぐ。今回もステージ間近で見れましたが、何回でも飽きないです。今日だって町田の寺に行きたいもの。機材トラブルはご愛嬌ってことで。演奏の合間にだらしなく金髪を掻き毟る仕草がたまらなくキュート。
アンコールは二曲ともカバーで。今までの静謐さとギャップありまくりにトラッシュノイジーなオノ・ヨーコ*2、そのあと再び急激にスピードを落とし、枯れゆく枝葉のように細く熱のこもったシェール「Believe」の弾き語り。いやー、いいもん見させてもらいました。興奮興奮。
にしても、行く先々でシャンソンシゲルさんによく会います。O-Nestって、せいぜい500〜800人くらいの固定層がメンツとかによって日替わりで訪れる、非常に狭い空間ですよねきっと。インディーファンは趣味も似通ってるし同系統なら何でも聴くけど、絶対数が限りなく少ない。