事務的に端的に気楽に書くと長続きしそう。享楽的に官能的に。

以下のうち4枚は池袋ユニオンで。

Out Come The Freaks

Out Come The Freaks

デビューアルバムかな。これを聴かずしてファンだと思ってた自分が恥ずかしい、米米クラブの元ネタ(カールスモーキーさんに謝っているわけではない)。ZEは再発仕事が素晴らしいなー。クラブで踊るとしたら四つ打ちなんかよりこういう曲で個人的には踊りたいもんです。下世話でファンキー、音はバカ黒いのに白人好みな胡散臭さも加味されて、嗚呼、麗しの80年代。
今聴いても面白いのはハウスの音作りと酷似してる部分があるからか。なぜか出だしに追加収録されてるリミックス曲なんかモロとも言えなくない。若いリスナーにもNew Orderくらいの評価はされてもいいような気もするが。

Wasps Nest

Wasps Nest

Magnetic Fieldsのステフィン・メリットさんのやってたお遊び集。曲ごとに著名人を招待して歌ってもらうスタイル。Mark Robinson、Mary Timony、Lou Barlow、AMELIA FLETCHER(Heavenly)など、人によっては垂涎メンツ。Guiterで歌ってるAyako Akashibaさんの声が吹き込まれてる最初の音源とも聞いたけど(今作のリリースは1995年)。
小品集なのでインパクトの強い大名曲は入ってないが、すっきり穏やかに流れていくステフィンさんのソングライティングは、幅広さも込みでやっぱり大したものです。(ステフィンさん自身含めて)15人全員に適材適所な曲を用意するって、職業作家でもなかなかしんどいと思うぞ。
続編が好きでこっちも購入したんだけど、続編のほうがMarc AlmondだったりGary Numanだったりメンツは面白いです。

It's Importland to Me to Be One Step Further Than

It's Importland to Me to Be One Step Further Than

amazonのリンクが全く商品の説明になってないので、warszawaのリンクも貼っておく。リミックスされてる側で(たぶん)今をときめくBlowやYachtの名前を見かけたので購入したが、これは個人的にめっけもの。原曲は知らないものばかりだが、大抵の曲はドラムがバキバキのエレクトロ・クラッシュに生まれ変わっていて、聴いてて楽しい。シンセも歪みまくって旬の音だが、原曲がいいのかメロディアス。kitsuneのコンピとかより内容は充実してるんじゃないかな。
いわゆる「ユニオン査定」は怠らないが、こういうものは600円で手放してくれる池袋ユニオンは中古屋フリークにはたまらない名店だと思ふ。

And She Closed Her Eyes

And She Closed Her Eyes

SSW好きには言わずと知れた名盤でしょうか。人によっては無人島アルバムらしいですね。315円だったので回収。ビョークは苦手なオレでも、同郷のこの人なら心地よく聴けます。涼しい音つくりにロリータ声。たしかに言われてみれば、一言美しいと形容するだけで済ますにはあまりにも惜しい美しさ。古臭い音色がたまに混ざるのが強いていえば難だが、そんな理由で300円にしてしまうのも非道です。



↓はamazonで。

Rip It Off (Dig)

Rip It Off (Dig)

今年の初新譜かな。去年出てたEP?がとてもよかったので購入。
洋楽好きならプッシーガロア「Yü Gung」、邦楽好きならゆらゆら帝国「つきぬけた」がアルバム全編に渡って繰り広げられるとでも思っていただければ。多少の抑揚はあれど、耳に突き刺さるノイズは16曲30分(短いっ!)のあいだ、曲間以外で止むことは一瞬もないです。ヴェルヴェッツにおけるジョン・ケイルが弾くオルガンの影響丸出しなキーボードがいいアクセント。人生のひとときにシスター・レイばかりを延々リピートしていた痛々しい過去のある人には絶対のオススメ。こんなにわかりやすく超カッコいいんだから日本でも人気出てほしい。来日してくんないかな、30分で飽きると思うけど。

myspaceは開く前に心の準備を。心臓に悪い。