はまちやん

誤って某大学教師について誤った記述をして本人に謝ってから、半年ほど自粛して参りました当ブログですが、深い反省もなく細々と復活することにしました。大したことは決してしませんがよろしくお願いします。

当初は食生活晒しをテーマに書いてきましたが、最近は99ショップのサラダを毎日貪っているだけで変化がないので、自分が買ったり買わなかったり(コレ重要)して聞いた音源の感想を載せていこうかと。あんまり長文にしちゃうとすぐに放置プレイかましちゃう羽目になるので、気軽にいい加減にやっていくつもり。
あと、自分としては初の試みとして五つ星評価を導入しようかと。もちろん主観まみれのえこ贔屓評定なので、参考にしても自分が不幸になるだけです。ま、それくらいの傲慢さをかましちゃってもいいくらいには自分の耳が肥えてきたかなって気もするので。しねーよバーカチンチン食わすお( ^ω^)
てことで今日の分を書きます。

Grass Geysers: Carbon Clouds (Dig)

Grass Geysers: Carbon Clouds (Dig)

キツネ目さんが率いるだーい好きなカレッジバンドの雄、enonの新譜。基本、アレンジ過多の楽曲は好きではないんだがこのバンドは別。垢抜けないというよりもっさい曲作り、突き抜けない程度に突っ走る全曲B面な雰囲気がたまらないです。「日本人女性の拙い英語ボーカル+荒々しいギターサウンド」ってスタイルもすっかりインディーロックの定型になって久しいが、うーんやっぱりキツネ目かわいいよキツネ目。
てことで★★★★くらいかな。

他のアルバムも期待を裏切らない完成度だけど、個人的には『High Society』が出世作ということもあって一番好き。今回は「In This City」や「kanon」のようなエレ萌えエロポップがないのもちょい寂しい。



さっそくamazonにデータがなくてファックなんだけど(HMVなら案外安く買えるけどね!)、他にCafe TacubaのCDを二つかいました。

今年の10月にでた『Si No』。王道路線っぷりにぶったまげる。でも、ラテン世界ではグラミーの常連だし、今更どうこうってこともないのか。U2みたいなもんで。初期と比べるとキテレツ加減はずいぶん薄れたが、つまらないかというと決してそんなことはない。いかにも90年代初頭な雰囲気のミクスチャーバンドから出発して、音響派・ポストロックの流れにも便乗、クロノス・カルテットやデイブ・フリッドマンなんかとも関わりをもって辿りついた到達点。そういう流れもU2的だが、ユーモアのレベルが一桁違うのです。せっかくなので、キーボードの疾走感がたまらない7分超のシングルカット「Volver A Comenzar」だげでも、あの手この手で聞いてみてほしいけどなぁ。
これも★★★★。

こっちは2003年にでた『Cuartro Caminos』。前述のデイブ・フリッドマンがプロデュースした作品なので、割れてるギターとか、“いかにも”な音作り。アーティストの個性を潰してる印象が強く苦手なプロデューサーの一人だが、ここではが意外に相性いいので参ってしまう。ちなみに、他人様のサイトからの引用になるが、

アルバムタイトルの「Cuatro Caminos」、「4つの道」という意味ではあるが、実はメキシコシティのメトロ(地下鉄)2号線の北の終点駅の名である。

そうだ。実は歌詞がいいバンドなのは最初のアルバムを国内盤で持っているから知ってるんだけど、誰か訳してくれないかね。
あと、「メキシコにおける『Kid A』」とか、愉快な評価を目にしたこともあるが、なんでもかんでも『Kid A』に結びつけるのが流行ったのはこの頃までだったか。
これは★★★★☆かな。傑作。早いうちに聴いときゃよかった。